弥生販売14 新機能と変更点
新機能と変更点
弥生販売14(Ver.17.0.1)の新機能と変更点について紹介します。
クイックナビゲータの刷新
クイックナビゲータが刷新されました。新しいクイックナビゲータが、カテゴリメニュー、ナビゲーションパネル、ガイドパネルの3つの領域で構成されています。
●カテゴリメニュー
作業に応じたカテゴリが用意されており、クリックして表示するカテゴリを切り替えることができます。従来のクイックナビゲータの画面上部にあったタブに相当します。
●ナビゲーションパネル
アイコンをクリックして、操作を実行します。高解像度の画面でウィンドウを大きくしている場合、前後のカテゴリが左右に並んで表示され、操作することもできます。
●ガイドパネル
ヒントや製品の導入から日常処理までを動画で説明するスタートアップガイド、よくある質問(FAQ)へのリンクが用意されています。 ガイドパネルは「たたむ」をクリックしてたたむことができます。ウィンドウサイズが小さくてナビゲーションパネルの内容が一部表示されない場合は、ガイドパネルをたたんだり、ウィンドウサイズを調整したりして、全体が表示されるようにしてください。
弥生メッセージセンターの追加
弥生からのお知らせや、よくある質問の中でも特に参照されている質問をインストールされている製品ごとに確認できる弥生メッセージセンターが追加され、製品の情報をより簡単に得られるようになりました。
弥生メッセージセンターに新しい情報があるときは、タスクバーの通知領域にあるメッセージセンターのアイコンが点滅してお知らせします。
弥生メッセージセンターは、通知領域のアイコンをダブルクリックするか、以下の手順で表示できます。
Windows8の場合:
スタート画面で右クリックして、アプリバーの[すべてのアプリ]をクリックし、[弥生シリーズ]-[弥生メッセージセンター]をクリックします。
Windows7/Vista/XPの場合:
[スタート]ボタンをクリックして、[すべてのプログラム]を選択し、[弥生シリーズ]-[弥生メッセージセンター]をクリックします。
商品単価の一括変更
台帳に登録されている商品の単価を一括で変更することができるようになりました。
商品単価の改定や税込単価に含まれる税率を変更する場合などに使用することができます。
単価の一括変更ができる台帳は次のとおりです。
・商品台帳
・セット商品台帳
・商品価格表(得意先別/商品別売上)
・商品価格表(仕入先別/商品別仕入)(ネットワーク/プロフェッショナルのみ)
単価一括返還は、[台帳]メニューの[単価一括変更]から起動します。
税込単価の税率は、増減額、増減率のいずれかを指定して、選択した単価を一律に変更します。
※[主たる仕入先]、[税抜仕入単価]、[税込仕入単価]、[税抜標準単価]、[税込標準単価]は、弥生販売スタンダードでは表示されません。
セット商品台帳のインポート機能の追加
台帳のインポート機能で、セット商品台帳のデータをインポートできるようになりました。
表計算ソフトで商品単価を改定する場合などに使用することができます。
セット商品台帳からエクスポートしたデータを表計算ソフトで編集した後、台帳のインポート機能を使用してセット商品台帳を上書きして更新します。
●セット商品台帳のエクスポート項目の追加
インポート機能の追加に伴い、セット商品台帳からエクスポートされるデータの項目が追加されました。
課税区分の追加
消費税法改正に対応して、[税区分表]ダイアログに表示される課税区分と、伝票の明細で選択する[課税区分]に、[課税10.0%]と[課税8.0%]が追加されました。
●[税区分表]ダイアログ
●伝票
課税区分が追加された伝票は次のとおりです。
・見積書
・受注伝票
・売上伝票
・発注伝票(ネットワーク/プロフェッショナルのみ)
・仕入伝票(ネットワーク/プロフェッショナルのみ)
印刷項目「課税区分」「税率」の追加
帳票の印刷時、明細部に商品の「課税区分」と「税率」を印刷できるようになりました。
次の伝票等の画面から印刷する帳票で対応しています。
・見積書
・受注伝票
・売上伝票
・請求明細書
・支払明細書(ネットワーク/プロフェッショナルのみ)
・得意先元帳
・仕入先元帳(ネットワーク/プロフェッショナルのみ)
「課税区分」と「税率」を印刷するには、[書式の設定]ダイアログの[印刷条件]ダイアログの[印刷条件]タブにある「課税区分を印刷する」「税率を印刷する」にチェックを付けます。
[書式の設定]ダイアログは、伝票画面等の[印刷]ボタンをクリックして表示される[印刷]ダイアログで、[書式の設定]ボタンをクリックすると表示されます。
伝票で[課税区分](税率)の初期値を変更する機能の追加
伝票の[課税区分]の初期値(例:[課税5.0%]、[課税8.0%]など)は、見積日や売上日などの伝票日付に合わせて設定されます。伝票日付とは違う税率を[課税区分]の初期値とするための機能として、[(伝票日付)と違う税率にする場合]の項目が追加されました。
[(日付)時点の税率を初期値にする]に日付を入れると、日付に合わせた税率が[課税区分]の初期値になります。
[(伝票日付)と違う税率にする場合]が追加された伝票は次のとおりです。
・見積書
・受注伝票
・売上伝票
・発注伝票(ネットワーク/プロフェッショナルのみ)
・仕入伝票(ネットワーク/プロフェッショナルのみ)
・発注一括作成(ネットワークのみ)
●[(伝票日付)と違う税率にする場合]の表示切り替え
[(伝票日付)と違う税率にする場合]を非表示にするには、[項目設定]ダイアログで[表示]をクリックして「×」に変更します。
[項目設定]ダイアログは、伝票画面で[機能]ボタンをクリックして表示される[機能設定]ダイアログで、[項目設定]ボタンをクリックすると表示されます。
●警告メッセージの表示
伝票の[課税区分]が[課税]の場合、初期値以外の税率に変更すると、消費税率と日付の不一致を知らせる警告メッセージが表示されます。
警告メッセージが表示されないようにするには、伝票画面で[機能]ボタンをクリックして表示される[機能設定]ダイアログで、[初期値とは違う税率が設定された場合、警告を表示する]のチェックを外します。
仕訳データの科目名の変更
次の仕訳データの科目名が変更になりました。
変更前 | 変更後 |
---|---|
仮受消費税 | 仮受消費税等 |
仮払消費税 | 仮払消費税等 |
※「仮払消費税」、「仮払消費税等」は、弥生販売スタンダードにはありません。
弥生会計との仕訳連動での変更
弥生会計に取り込めない消費税率を使用した伝票が含まれていた場合、仕訳作成の集計を行うと、メッセージが表示されて仕訳作成が中断されるようになりました。
仕訳データを作成するには、弥生会計の税率に合わせるよう[仕訳作成条件設定]や仕訳に含まれる伝票の[課税区分]を変更するか、弥生会計の[消費税設定]を変更してから仕訳の集計を実施します。
「送り状データの書き出し」の対応システム追加
以下の送り状発行システムに対応したデータを書き出すことができるようになりました。
・西濃運輸「カンガルー・マジックⅡ」
[送り状の書き出し]ダイアログ7は、得意先リストや売上明細表などにある[送り状]ボタンをクリックして起動します。
[接続設定]ダイアログの変更
クイックナビゲータを、弥生14シリーズから刷新された標準の表示にするか、弥生13シリーズと同じクラシックタイプの表示にするかを選択する項目が追加されました。また、弥生からのお知らせとよくある質問(FAQ)に関する設定が削除されました。